ダブルムーン伝説 第001回
1992/10/30 発売
RPG
販売:メサイヤ
開発:アミューズメント / オーアールジー / 電脳研究所
なんでも、マル勝ファミコンで連載していたユーザー参加型のTRPGを基に作ったゲームのようです。
私は92年当時すでに大学生だったので、マル勝とかは読んでなかったなぁ…。
というか、この手の企画ものって、あまり良い思い出が無いんですが。
まぁいいや。それでは【ゲームスタート】です。
ユウル-せんし としてそのまま始めるか、名前や職業を変更してから始めるかを選択するのですね。
せっかくなので、変更してみましょう。
まずは名前から。
カ、カタカナが使えない!?
92年発売のゲームなのに!?
おそれいりました。
まぁ、ひらがなでもいいや。っと。
職業も変えてみようかと思いましたが、選べるのが
・せんし
・せいせんし
・まほうせんし
の3つ。
せんしじゃないと序盤キツイよ的なことをどっかで見た覚えがあったので、職業はせんしのまま行くことにします。
舞台は、主人公の村から始まります。
いきなり何言い出すのこの人…。
(本当に最初のセリフがこれ)
まぁ、このあと老人特有の長い話になるのですが、要約すると
実はお前には双子の妹がいる。
生まれた時に、サモイレンコという悪者が襲ってきて、妹をどこかへ攫ってしまった。
母親は、その出来事が元で病を患い、1年後に亡くなった。
父親は、妹の行方を追って西へ旅立ったが、その後音沙汰はない。
おそらくは、もう…。
なので、お前がサモイレンコを倒すべきだ!
という、まぁ王道中の王道的な話です。
お決まりの「行ってくれるな?」→「はい/いいえ」がありましたが、私が思うに、もうこういうやりとりは要らないです。
どうせ「いいえ」ってしてもループするだけなんざんしょ?
(中には例外のゲームもある。いきなりエンディングになるやつとか)
ともかく、お爺さんの話を聞き終え、村を探索します。
なにはなくとも、始めは武器屋。
武器屋に始まり武器屋に終わる。
というのが私のプレイスタイルです。
武器屋を発見し、有り金の範疇で買えるものを購入。
「ダガー」と「たびのふく」を買いました。
この瞬間!この瞬間がたまらなく好きなんです!
初めてものを装備する時の、この感覚!
これで大体ゲームの良し悪しって何となく把握できちゃいますよね。
ダブルムーン伝説は、装備時のUI・数値の変動の判りやすさ、共に及第点を越えています。
よかったよかった。
次は民家めぐり。
残念ながら、タンスを漁っても何もありませんでした。
(しゅみっとはタンスをあけてみた的なメッセージもなかったので、このゲームではタンス漁りは期待できないのかも)
とある民家では、幼馴染っぽい人物と会話がありました。
きみは ともだちだよね?↓
わかりません。
(というのはネタで、本来はこの間に色々会話を挟んでいます)
魔道書があれば、魔術師のデニスくんが仲間になってくれるのか、ふむふむ。
ちなみに、爺さんにまた話しかけると
さあ はやく サモイレンコを たおすのだ。
さて それでは
きょうかいに なんの ごようですか?
かみの ごかごを。
と、かなり人格破綻している人だというのがわかります。
しっかし、あれですなぁ、背景やオブジェクトが、まるっきりドラクエですな!
それもIIあたりの。
92年発売のゲームなのに。
でもまぁ、村がドラクエっぽくても、それはそれで趣きはありますしね。
外へ出て気分転換でもしてみよう。
外もドラクエじゃねーーかっ!!
しかも微妙にFFのエッセンスも入っている。
でも、あれだ、ゲームはグラフィックだけじゃないですからね!
期待してますよ!(どっち方向に?)
ー初めての戦闘ー
敵出現。
たたかう/となえる/つかう/まもる/にげる の他に
「ねらう」というコマンドがあります。
「ねらう」を選ぶと、魔物ごとに特有の部位が表示されます。
大雑把に言うと
あたま = 混乱させる
翼・手など = 攻撃力を低下させる
からだ = ダメージを与える(たたかう と同じ?)
これは、なるほど、ドラクエやFFと差別化がなされていますね。うんうん。
でも雑魚敵相手に毎回これやるのは面倒くさいので、強敵や中ボスクラスの敵に使うことにしよう。
で、特筆すべきは、戦闘メッセージ!
御存知のかたは、ウィザードリィの戦闘を思い起こしてください。
ボタンを連打すると、テキストが瞬時に切り替わっていきます。
まどろっこしいアニメーションもしないので、戦闘テンポは非常に良い!!
元がTRPGだからか、ダメージに大きなバラつきは見受けられます。
(よくある、あれ、2d4+1とかなんとか、ああいう計算してんのかな?)
それもまぁ、凶悪にバランスを崩しているというわけでもないし、これはこれで面白い。
通常戦闘が面白い(もしくは苦にならない)RPGは、それだけで評価が大幅アップしますねー。
さて、しばらくレベル上げをして、次回はお爺さんの孫娘ロウィーナが居るという「南西の村」へ行ってみることにします。